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1. アトピー肌に適したお風呂の温度

アトピー性皮膚炎の方にとって、お風呂の温度はとても重要です。適切な温度設定が肌への刺激を最小限に抑え、症状を悪化させずにリラックス効果を高めます。

1-1. 適温での入浴の重要性

アトピー肌にはぬるめのお湯が最適とされ、約37〜39度が目安です。高温のお湯は肌のバリア機能を壊し、かゆみや乾燥を悪化させる可能性があります。ぬるま湯での入浴は、肌に優しいだけでなく、長く浸かっても体に負担がかかりにくく、リラックス効果も期待できます。

1-2. 高温・低温がもたらすリスク

高温のお湯は一時的に快感をもたらしますが、皮脂を奪い肌が乾燥しやすくなります。一方で、冷たいお湯は血行を悪くし、皮膚のターンオーバーが低下する可能性があります。したがって、適温での入浴を心がけることがアトピー肌の方には重要です。

2. 保湿ケアと入浴後のスキンケア

お風呂上がりの肌は特に乾燥しやすいため、迅速な保湿ケアが欠かせません。ここでは、入浴後の正しい保湿ケア方法とクリームの選び方について解説します。

2-1. 入浴後の素早い保湿の必要性

入浴後、5分以内に保湿クリームを塗ると肌に潤いを閉じ込める効果が高まります。お風呂で温まった肌は、毛穴が開き、水分が蒸発しやすい状態です。この時間に適切な保湿を行うことで、肌の乾燥を防ぎ、アトピー症状の悪化を防げます。

2-2. 保湿クリームの選び方

アトピー肌には、ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿クリームがおすすめです。香料やアルコールが含まれていない、無添加で低刺激のものを選ぶと良いでしょう。特に、敏感肌用の保湿製品は、アトピー肌のバリア機能をサポートし、炎症を抑える効果が期待できます.

3. アトピー肌に優しい入浴剤の選択

お風呂の楽しみをさらに広げるためには、適切な入浴剤を選ぶことがポイントです。しかし、アトピーの方にとっては、成分選びが重要です。私たちは現在、皮膚科の先生と共同開発をした漢方を主成分とした入浴剤を今年中に販売ができるように進めています。

3-1. 無添加や低刺激の入浴剤のすすめ

アトピー肌には、無添加で低刺激の入浴剤が適しています。天然由来の成分が含まれたものや、敏感肌用の入浴剤を選ぶことで、肌にやさしく、リラックス効果も得られます。香料や人工色素が含まれていない製品は、肌への負担が少なく、アトピー肌にも優しい選択となります。

3-2. 避けるべき成分と注意点

市販の入浴剤の中には、アトピー肌に刺激を与える可能性のある成分が含まれているものもあります。特に注意したいのは、合成界面活性剤や強い香料です。これらの成分は、皮膚のバリアを壊し、乾燥やかゆみを引き起こすことがあります。過去、中々改善しない方に入浴の仕方を聞いたら、CMをやっているようなモノだったので即やめてもらいました。炎症の赤身が減少しました。
山﨑 基成

WRITER この記事を書いた人

山﨑 基成 やまざき もとしげ

性別・年齢・症状に適した超ソフトな体液循環促進整体を確立。「美」をテーマに美メイク整体・小顔矯正などの施術を行いながら、整体院を5店舗経営。近年はアトピーで悩まれている方々を救うため、「アトピー改善セラピー」の技術を伝える講座を開催している。